外国人の電気回路設計エンジニアの技術・スキル・職種
2024.09.15
現在、電気回路設計エンジニアの採用市場は採用難が続いており、特にPLCエンジニアは売り手市場になっています。そのような状況の中、外国人エンジニア人材の採用を検討する国内企業も増加しており、問い合わせも増えてきている状況です。当記事ではこれまでJOBs Japanにご相談に来られた、電気回路設計の仕事を探しておられる外国人エンジニアの方の経験や技術などをまとめたものです。募集する際の参考にしてください。
1.外国出身の電気回路設計エンジニアについて
電気回路設計の分野では、ベトナム、中国、インド、フィリピンなど、さまざまな国のエンジニアからの就職の相談が寄せられています。過去には、ベトナムの有数の大学で電気・電子学部電気・電子学科を専攻し、尚且つ JLPT N1を保有している非常に優秀な電気回路設計エンジニアの方の就職をご支援させていただいた実績があります。
電気回路設計系を専攻する学生の数が減少傾向にあり、回路設計に関わる人材は減りつつあります。そのため、外国人エンジニア人材も採用ターゲットに含める事でより人材確保の可能性を広げることが期待できます。
2.必要なスキル
▼回路設計で用いる設計ソフトウェア
AutoCAD、PLC、OrCAD、ECAD、 Lab View、LEDIT、ALTIUM、C言語など
▼大学での専攻科目
電気回路、制御工学、電磁気学、電気機器、電力発生工学、電力伝送工学、電気物性工学、シーケンス制御技術、半導体工程装備の自動化実習、PCB電子回路設計など
3.電気回路設計エンジニアの業界分野について
電気回路設計エンジニアのスキルを活かせる仕事は幅広く、製造メーカーであれば電化製品などの「民生機器」、また工場設備などの「産業機器」などがあります。
また、IoTやAI、ロボットといった最先端の成長産業にも回路設計エンジニアの存在が不可欠であるため、今後もますます人材需要が高まることが見込まれています。
4.求職者ご支援の実例
関西のメーカー様に入社が決定したベトナム出身の電気設計エンジニアを紹介します。こちらの方はベトナムで電気・電子学を専攻し、FAやメカトロ装置の制御設計、PLCソフトデバッグ、設備立ち上げなどの経験を持ち、JLPT N1を取得しています。また、制御ハード設計経験を活かし、レーザマーカや6軸ロボットなどの自動組立ラインに使用される機器の設計に従事してきました。
入社した企業は奈良に本社を構える、東証スタンダード市場に上場する塗工・化工機械メーカーで、特に電池業界で強みを持っています。リチウムイオン電池や電気自動車関連の製品需要が急増しており、企業の海外売上は80%以上です。この背景から、即戦力のエンジニア採用に力を入れています。
詳細はこちら
さいごに
詳細にご興味がある方は 弊社求職者一覧 より確認が可能でございます。またご希望のエンジニア人材に関するご相談がございましたらぜひお問い合わせ下さい。
当社JOBs Japanでは、日本でさらに活躍したいと意欲の高い外国籍エンジニアの方々の転職サポートをしています。精度の高い求人、意欲の高い求職者様よりご相談をいただいていますので、新たな経験者採用のチャネル・ルートを検討の方はご連絡いただければ幸いです。
▼関連記事
中国人機械・電気エンジニアを採用|特徴やデメリット、手法を紹介
インド人機械・電気エンジニアを採用!特徴やメリット、注意点を解説
ベトナム人機械・電気エンジニアを採用!特徴やデメリット、手法を解説
★こちらのリンクに転職検討中の機械設計・組み込み・ソフトウェア(SE・PG)エンジニアをピックアップさせていただきました。
ITエンジニア・機械・電子エンジニアの求職者一覧(随時更新)