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「据え付けエンジニア」の重要性、採用時の国選び

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「据え付けエンジニア」の重要性、採用時の国選び

執筆・監修:村元康太郎
JOBs Japan株式会社 代表。大手インフラ企業のIoT製品の営業・マーケティング部門にて4年間従事した後、日本語オンラインスクール、JOBs Japanを創業。
製造業で働く外国人社員を中心に1000人以上の外国人に対して日本語学習サポートや、世界15カ国出身・100人以上の機械・電気・ITエンジニアの転職支援など豊富な実績を持つ。

当社の実体験、実際のエンジニアとの会話、考察をもとに、本記事を執筆しています。

据え付けのエンジニアの重要性、ニーズの背景

企業のグローバル化、企業の成長に必要不可欠な人材ですが、そういう人材は日本人では対応できない=採用出来ないことも。

「据え付けのエンジニア」とは、製品や機械設備を顧客の工場に納入し、その後の保全やメンテナンスを行うエンジニアですが、このポジションでは、英語力が必須であり、海外顧客とのコミュニケーションや頻繁な海外出張が発生します。フィリピン人のエンジニアがこのような役割を担うことが多いですが、日本人でこのポジションをこなせる人材は少ないのが現状です。

今後、日本企業が海外展開を拡大していくためには、このようなグローバル対応ができるエンジニアの育成が重要です。製品の品質を維持し、顧客満足度を高めるためにも不可欠であり、今後の成長に向けた必須の役割となるでしょう。

年収面

据え付けのエンジニアの年収は、経験やスキル、勤務先の企業や勤務地によって異なりますが、一般的には次のような範囲になります。

  • 日本国内の場合500万円~800万円が一般的です。英語力が高く、海外出張が頻繁なポジションでは、800万円を超えることもあります。

企業によっては、出張手当や各種手当が加算されるため、総合的な年収はさらに高くなる可能性もあります。

海外工場への据え付けエンジニアは、どのような国籍の人がマッチしやすいか

海外工場への据え付けエンジニアとして活躍できる国籍の人材は多様ですが、技術力、言語能力、文化的適応力、実務経験を考慮すると、フィリピン、インド、マレーシア、ベトナム、タイなどが特に有望です。企業のニーズやプロジェクトの特性に応じて、最適な国籍の人材を選ぶことが重要です。

  1. 技術力と専門知識
  • フィリピン: フィリピンは、英語が公用語であり、優れた技術教育を受けたエンジニアが多くいます。特に、メカトロニクスや電子工学の分野で強みがあります。
  • インド: 高度な技術力を持つエンジニアが豊富で、特にソフトウェア、機械工学、電子工学に強い国です。英語が公用語の一つであるため、グローバルな環境にも適応しやすいです。
  • 韓国: 高度な工業技術を持つ国で、製造業やエレクトロニクスに強いエンジニアが多く、迅速な技術習得が可能です。
  1. 言語能力
  • フィリピン: 英語が堪能で、国際的なコミュニケーションに強い。また、日本語を学んでいるフィリピン人も多く、現地でのサポートにも適しています。
  • マレーシア: 多言語社会であり、英語、中国語、マレー語などに対応できるため、様々な言語環境に適応可能です。
  • シンガポール: 英語が公用語であり、さらに中国語など複数の言語を話せる人材が多い。技術力とコミュニケーション能力を兼ね備えています。
  1. 文化的適応力
  • インドネシア: 東南アジア地域での文化的適応力が高く、日本企業の文化にも馴染みやすい。現地の工場やアジア地域でのプロジェクトに適しています。
  • ベトナム: 若い労働力が豊富で、日本語を学んでいる人材も多い。文化的にも日本に近い部分があり、日本企業での適応がスムーズです。
  • 中国: 大規模な製造業のバックグラウンドがあり、日本企業との取引経験が豊富なエンジニアも多い。
  1. 実務経験とコスト効果
  • タイ: 多くの日本企業が進出しており、日本企業での勤務経験を持つエンジニアが多い。また、現地コストが比較的低く、長期的なプロジェクトにも適しています。
  • メキシコ: 北米市場に近く、アメリカとカナダへの輸出業務に関わることが多い。英語とスペイン語が話せる人材が多く、北米市場向けのプロジェクトで活躍可能です。
  1. その他の特筆すべき国
  • ブラジル: ポルトガル語が母国語ですが、英語力のあるエンジニアも多く、南米市場での展開に適しています。特に、自動車産業やエネルギー分野での経験が豊富です。
  • ポーランド: 高い技術教育を受けたエンジニアが多く、ヨーロッパ市場向けの展開に適しています。英語力も比較的高い国です。
結論

海外工場への据え付けエンジニアとして活躍できる国籍の人材は多様ですが、技術力、言語能力、文化的適応力、実務経験を考慮すると、フィリピン、インド、マレーシア、ベトナム、タイなどが特に有望です。企業のニーズやプロジェクトの特性に応じて、最適な国籍の人材を選ぶことが重要です。

据え付けエンジニアが採用できない場合の海外売上への影響・リスクについて

据え付けエンジニアが採用できない場合、顧客満足度の低下、競争力の喪失、コスト増加、新規案件獲得の難航、グローバル展開の停滞など、さまざまなネガティブな影響が売上に直結することが考えられます。これらのリスクを回避するためには、早急に人材確保に取り組むことが重要です。

顧客満足度の低下
  • 納入・設置の遅延: 製品や設備の納入や設置が遅れることで、顧客の生産スケジュールに影響が出る可能性があります。
  • メンテナンスの遅れ: 故障やトラブル発生時に、迅速な対応ができないと、顧客が生産ラインを停止する必要が生じ、損失が発生する可能性があります。
  • コストの増加
  • 外部委託コストの増加: 外部のエンジニアやサードパーティ企業に業務を委託する必要が生じるため、コストが増加します。このコスト増加が利益率を圧迫し、競争力に影響を与える可能性があります。
  • トラブル対応コストの増加: トラブル対応に時間がかかることで、緊急対応やリカバリーに余計なコストがかかり、収益性が低下します。
  • 新規案件獲得の難航
  • プロジェクト受注の減少: 納入やメンテナンスに関する信頼性が低下することで、新規プロジェクトの受注が減少する可能性があります。特に、大型プロジェクトや長期契約においては、顧客が慎重になるため、機会損失が生じる可能性があります。
  • 現地での営業活動の支障: 現地での信頼を確保するための営業活動が難航し、売上拡大の妨げとなる場合があります。

結論

据え付けエンジニアが採用できない場合、顧客満足度の低下、競争力の喪失、コスト増加、新規案件獲得の難航、グローバル展開の停滞など、さまざまなネガティブな影響が売上に直結することが考えられます。

「据え付けのエンジニア」ニーズの背景

企業から装置・設備の案件を受注します(昨今では、半導体製造装置関連でも多くのニーズがあります)。その装置・設備の製造は日本は勿論、自社の海外工場にて生産します。完成品は、顧客(発注社)に納品するのですが、顧客が日系であっても、多くの納品先は顧客の海外工場になります。そのため、このような「据え付けのエンジニア」のニーズが多く発生しているのです。

上記から据え付けのエンジニアは、企業のグローバル化、企業の成長に必要不可欠な人材であることがわかります。また、そういう人材は日本人では対応できない=採用出来ないという事も明白です。

当社JOBs Japanでは、日本でさらに活躍したいと意欲の高い外国籍エンジニアの方々の転職サポートをしています。精度の高い求人、意欲の高い求職者様よりご相談をいただいていますので、新たな経験者採用のチャネル・ルートを検討の方はご連絡いただければ幸いです。

もちろん上記のような「据え付けエンジニア」の人材の紹介も可能です。

ご興味ある方は、是非ご連絡ください。

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